代表メッセージ 2026年6月

総会を終えて

~私たちが目指すもの~


NPO法人女性のスペース結は、2026年5月末に設立25周年の節目となる総会を開催しました。代表理事・中村敏子より、活動への思いをお届けします。

5月末に、結の2026年総会を無事終えることができました。NPO法人として歩み始めてから25年、多くの方々に支えられながら活動を続けてくることができましたことに、心より感謝申し上げます。

今年は節目の年でもあることから、総会に先立ち、「NPOとは何か」「NPOが社会の中で果たす役割とは何か」について学ぶ研修の時間を設けました。その話を聞きながら、私は改めて考えました。結は何のために活動しているのだろうか。

DV被害者へのサポート、相談事業、居住支援、子ども食堂、フードパントリー、居場所づくり、グループカウンセリング等、活動はさまざまですが、その根底に流れている思いはつながっています。

「誰もが大切にされる社会をつくりたい」

私は子どもの頃からムーミンの物語が好きでした。なぜ惹かれるのか深く考えたことはありませんでしたが、今回の研修を通して、その理由が少しわかった気がしました。

ムーミン谷には、さまざまな人が暮らしています。自由な人、不安を抱える人、ひとりでいたい人、少し変わった人。それぞれが違いや特性を持ちながらも、排除されることなく存在しています。

誰もが「ここにいていい」と思える場所。

私たちが目指している社会も、そんな社会なのかもしれません。

現実の日本社会は、まだまだその理想から遠いと感じます。孤立や貧困、生きづらさを抱える人がいます。DVや虐待に苦しむ人がいます。地域とのつながりを失い、一人で悩みを抱えている人もいます。

社会を一度に変えることはできなくても、自分たちの足元から少しずつ変えていくことはできます。一人とつながる、もう一人とつながる、その輪を少しずつ広げていく。それがNPOの役割であり、結の役割だと思っています。

その実現のために、私たちは地域の中に小さな居場所をつくりました。今、この思いに共感し、共に歩んでくださる仲間を増やしていきたいと願っています。

これからも結の活動を見守っていただけると幸いです。正会員はもとより、サポート会員としてのご協力、よろしくお願いいたします。

代表理事 中村敏子
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