
越谷市では毎年、DV防止啓発講座を開催しています。今年は11月9日(日)14時から越谷市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」のセミナールームにて、NPO法人フェミニストカウンセリング東京より岡嶋貴美子さんに講師として登壇していただきました。講座のタイトルは「見えにくい精神的暴力」として、モラルハラスメントについて言葉の意味、モラハラ加害者の特徴と具体的行動、モラハラはなぜ気づきにくいのか、モラハラが心身に及ぼす影響等について、参考事例を通して話していただきました。
参加者は関係者も含めて40名近くとなり、会場からの質問やご意見も多かったです。「なぜモラハラになってしまうのか」という質問に対しては、様々な要因はあるが、加害者にも育ってきた環境の中で心に傷を負っている人が多いこと、また親密な関係性の中で起こりうる、どこか「男らしく」「女のくせに」といったジェンダー規範を押し付けてしまいがちであること、その役割期待へのプロセスがモラハラにつながるというお話がありました。モラハラという言葉も定着してきた現代、自分事としてちょっと立ち止まって考えてみたいと思います。